Dr.KENの「こだわりのトラ」

トラを愛し続けて、はや20数年。
俺にトラを語らせろと故郷山形から大阪へ!
こだわりのタイガースネタにお付き合い下さい!
                      題字:ワシ
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2009.12.27 Sunday

実録・金本組
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日本中を巻き込む空前絶後の平成大不況の真っ只中。
暴落を続ける株価は歯止めが効かず、売れない商品は倉庫に溢れ返る。
売れないからつくれない、つくれないから抜け出せない。
完全にその出口を失った負のスパイラルに抱かれるようにして、
この年、虎は泥沼のBクラスへ沈んだ。

人は何を信じ何にすがり、そしてどこに向かえばよいのかも見失っていた。
もう望みはないのか?我々はやがて訪れるオワリを座して待つしかないのか?

否!

神は我々に最後の希望を与えたもうていた。
いや、そのものの存在自体が既に神だったのかも知れない。



「金本組」。
過去の調査よりこれは宗教団体ではない。

「ただ、現代社会に疲れたあなたの渇き切った心のひだを潤したいから」
「信じれるものがずっとそこにある奇跡。その悦びを大切なあなたに伝えたいから」
非営利団体を謳うこの組織は、布教活動の一環として年に数回のパーティーを行う。

これは、それらの中でも過去最大規模となる総本山でのパーティーへ、
無謀にも単身、潜入を試みた命知らずの冒険者の報告書である。

今からここに記す報告は、筆者がこの目で見、この身で体感した、
事実のみをお伝えするものであることをここに誓う。



12月某日。ワタシは会場の前に立っていた。
ささやかな自己保身のため、体調不良を偽りマスクで顔を覆い隠した。
もちろんパーティーへの参加も偽名にて応募した。






店内に入るとふんわりと香 ――馴染みがない香りだ・・・―― がかおる。
受付には過去の調査で見知った顔の女性がにこやかな笑みを讃え座っていた。
会費(お布施と呼ばれていた)を渡し名札を受け取ると、
ワタシは主催者により事前に決められていた「本」の札の立つテーブルの席に着いた。
(今思えばこの席順も、最大効果を計算され尽くした巧妙なものだったか)

パーティー参加者が揃うと、程なくして乾杯となった。
そのビールの味に細微な違和感を感じたが、深く考えることなく飲み干した。

差し障りのない歓談の途中で何気なく会場を見渡し、異変に気付く。
女性しかいない!ワタシ以外の男性参加者が、何故か1人しか見当たらないのだ。
そのワタシ以外唯一の男性も不安げな表情を隠そうともしていない。

しかし、宴が深まりビールも進むにつれ徐々に、
それらはもうどうでもよいことに感じ始めている自分がいた。


嗅ぎ慣れない香のかおり、舌先に軽い痺れをもたらすドリンク類。
次々と並べられる鉄人の名を冠する、ある種スパイシーな料理の群れ。
各テーブルに確実に存在した、会話を計算された方向へ巧妙にリードする女性。
(今思えば、各テーブルに信者を散りばめていたのだろう)
いたるところに配備されたギリシャ神話を彷彿とさせる屈強な肉体を顕示する石膏像。
「6」を成すようにセッティングされた異形ともいえるテーブル配置。
大画面に、エンドレスに流され続ける金本知憲氏の勇姿。

画面を通してでもその強い生命の息吹が感じられる、
金本知憲氏の筋肉の収縮に会場のあちらこちらから吐息が洩れている。

ほとばしる汗、あふれる気迫、爆発する上腕二頭筋・・・。

嗚呼、金本さん!嗚呼、金本さん!!嗚呼、嗚呼呼呼呼呼・・・・・・・。




残念ながらこの後の記憶があまりない。
気が付いたときは自宅のベッドで既に朝を迎えていた。

枕元には金本知憲氏が微笑む数枚のフォトグラフ。
毛布代わりに掛けていたのは真新しい「6」がまぶしいナンバージャージだった。

その様子に一瞬たじろいだワタシではあったが、やがてこう呟いた。

「・・・・・悪くないかも」

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Writer : Dr.KEN | いろいろ | comments(23) | - |






 

 

 

 

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