Dr.KENの「こだわりのトラ」

トラを愛し続けて、はや20数年。
俺にトラを語らせろと故郷山形から大阪へ!
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2006.10.20 Friday

金本知憲について
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                打率.289 本塁打19 打点77

この数字を見て、ピンとくる人も多いと思います。 そうですね、「金本知憲」の2003年、阪神移籍初年度の成績です。 阪神に来てくれてからの4年間で、三部門ともに最低の数字です。 そして、これが金本の「強い阪神タイガースを創った数字」です。


2002年オフ、ヤクルトの最強助っ人「ペタジーニ」、近鉄の顔「中村紀」、広島の顔「金本」、この球界を代表するような3人が獲得可能な状況となり、にわかにストーブリーグが活気付いた。 マスコミは「阪神、世紀のトリプル交渉!」と騒ぎ立てた。 星野監督の人間力により、「初めて、電鉄本社の金庫の扉が開いた」と言われたこの交渉は、金本1人の獲得という結果に終わった。 僕は、同じセ・リーグで打たれまくったペタジーニも正直欲しかったが、それ以上に金本だけは何が何でも欲しかった。 ただ、「前田」と同じように金本は「生涯広島」だと思っていたので、入団が決まった日は本当に嬉しかった。 「脅されて阪神に来ました」と金本はおどけて言ったが、金本獲得は、星野監督の最大の功績だった。

打力としてはペタジーニに劣る金本を、何でそんなに欲しかったかというと、理由は簡単、「休まない強さ」がチームに欲しかった。 野村監督、星野監督の力で、暗黒時代から何とか這い上がろうともがいていた阪神にとって最も必要な選手は、打線の軸としての4番打者ではなく、「背中で語れる金本」だと思った。 層が薄いうえに毎年故障者が続出するチームを、金本なら変えれると信じていた。 結果から言うと、僕の考えは間違っており、「金本知憲の器」は、そんなもんじゃなかった。 僕の考えていたものよりずっとずっと、遥かに大きかった。 

金本は入団時、周りが考える以上に「自分は外様」なんだという意識を持っていた。 阪神移籍初年度、金本は「3番」という打順で、自分を殺す事を選択した。 この年金本は、濱中に打点王、赤星に盗塁王を獲らせる為、黒子に徹っする。 もっともっと走れた赤星は金本のサポートにより、水を得た魚となり自らのポテンシャルを最大限に発揮し、故障するまでの濱中は金本のつくる場面により、打率.250そこそこながら、2005年の今岡を凌ぐペースで打点を重ねた。 この年の「赤星⇒金本ライン」は、僕が見てきた阪神のコンビの中で、最高に気持ちのよいコンビだった。 赤星が出塁し、金本が走らせ三塁へと進め、濱中が内野ゴロで還す。 何度こんなシーンを見ただろう。 もちろん金本の背中を見ていたのは、この2人だけではなかった。

僕が求めていた「休まない強さ」、それ以上に大きかった「つなぐ気持ち」。 自分が今何をするべきか? ベストを尽くしているか? ほんとうに限界か? 金本が背中で語り続けた言葉は、チームを劇的に変えた。 たった一人の男が、数十年変わる事の無かったチームを変えたのだ。 
この年阪神は、いとも簡単に「1点」を獲った。

2003年、阪神はセントラルをぶっちぎりで制し、18年振りの美酒を浴びた。 たくましく成長したチームメイトを見届けた金本は、安心して2004年、全身の筋が悲鳴をあげているようなフルスイングを持って、「虎の主砲」となった。 そして誰もが認める「虎の兄貴」は、今年「世界一の鉄人」となった。 簡単な数字じゃない。 世界一限界を超えて戦い続けてきて掴んだ数字だった。

球児もそうなんですが、一番実力があり、一番凄い男が、一番頑張る。 そんな事は普通は出来ないし、しないよ。 それを見せられて、自分も頑張れないなら、辞めればいい。 でも阪神の選手はしっかりプライドを持っていたね。   

 
なんか結局当たり前の事ばかりの面白くない固い内容になってしまったが、今の強くなった阪神は、「金本の背中」が創った。 これが言いたかっただけなんです。 誰がなんと言おうが、これだけは間違いないっ! 今年再度FAの権利を取得した「兄貴」。 あなたの後継者はたくさん育ってきていますが、出来る事なら、これからも阪神をもっともっと高い所まで連れて行ってください。

          
Writer : Dr.KEN | 選手について | comments(2) | trackbacks(0) |


あっ、いっぱい語ってくれてはる♪
ありがとうございます!


私もきゃーきゃー言っていますが、根っこのところはKENさんと同じことを思っているんですよ。
意味があるアウトというもの、進塁打というもの、
ヒットだけではない1点の取り方、といった野球の面白さを教えてくれたのは金本さんでした。
野球だけでなく、仕事に取り組む姿勢など、金本さんの背中から教わったことは数えきれないですね。

願わくば、金本さんが中心にいるチームのまま、日本一という最高の高みまでのぼりつめてほしいです。
kisaragi-earth | 2006/10/22 10:53 PM
>kisaragi-earth様
その昔、タイガースが「暗黒時代」と言われた時代を過ごしていたとき、一死三塁の走者がなかなか点になりませんでした。 その中で「和田 豊」だけは何としてでも走者を還すバッティングをしていましたが、それは和田という「点」であって、「線」にはなりませんでした。

金本は和田と同じ仕事をしてくれました。 ただ、非力であった和田のチームバッティングと、自分を殺した金本のチームバッティングでは、他の選手の心にに与える影響力が違いました。

決して和田を下に見ている訳ではありませんが(現に和田は、僕の「初代Mr.タイガース」ですし)、立場の違いが影響力の違いだったと思います。

でもせっかくチームが覚えた「つなぐ野球」が、金本が4番に入って以来、薄れていっているのが寂しいです。 変態的に勝負強かった(?)今岡の影響とかもあるんでしょうけど。

 >金本さんが中心にいるチームのまま、日本一
  大丈夫、まだまだいますってw

コメントやのに、このテーマは話が長くなり過ぎるw
Dr.KEN | 2006/10/23 10:21 AM










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