Dr.KENの「こだわりのトラ」トラを愛し続けて、はや20数年。
俺にトラを語らせろと故郷山形から大阪へ！ こだわりのタイガースネタにお付き合い下さい！ 題字：ワシ |
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2007.03.18 Sunday華麗なる一族･今日最終回９０分拡大スペシャル
復興に沸く日本の経済の中核を成す製鉄野球界。
その製鉄野球界において、次々と高性能の新素材を開発する阪神特殊球団。 しかし製鉄野球界は、帝国球団による『２番』の供給に頼らなければいけないのが現状であった。 帝国球団からの様々な妨害を受け、阪神特殊球団専務･まんぴょうてっぺいは決意する。 高炉を建設し、自社で『２番』を創る。 阪神特殊球団はセ界一の球団になる！ そしててっぺいは、巨額の予算を投じ、夢であった高炉の建設を実現にこぎつけた。 しかし、その時点では順風満帆とさえ思われたてっぺいの将来であったが、 その体に流れる「まんぴょう家の呪われた血」が、事態を最悪のシナリオへと導く事となる…。 ◇ 大同銀行･頭取室 ◇ てっぺい「阪神特殊球団をセ界に通用する球団にするために今、『２番･関本』が必要なんです！」 みくも頭取「てっぺいくん。私はきみの理想と情熱を応援するよ」 てっぺい「ありがとうございます、みくもさん」 みくも頭取「銀行家というものは高い志を持った若者を応援するものだよ、てっぺいくん」 てっぺい「みくもさん…」 みくも頭取「ときにてっぺいくん、お父様のまんぴょう頭取は何と？」 てっぺい「はい。いろいろありましたが昨日、『２番･関本』で追加融資を決定したと」 みくも頭取「そうですか。頑張ってくださいよ」 てっぺい「はい！阪神特殊球団は、セ界一の球団になります！」 ◇ まんぴょう家 ◇ まんぴょう頭取「てっぺい、みくも頭取は融資に応じてくれたのか？」 てっぺい「はいお父さん。これでもう高炉建設は大丈夫です！」 まんぴょう頭取「そうか…ぐふふ」 てっぺい「…お父さん、何か？」 まんぴょう頭取「いや何でもない。完成が楽しみだな」 二女つぎこ「私も楽しみにしてますわ、お兄様」 てっぺい「ああ、よしひこくんも頑張ってくれているよ」 たかすあいこ「あーら、まだ完成もしてないのに気が早いんじゃなくて？」 てっぺい「家族でもないあなたに…」 どかーん。 ―――激しく火の粉が舞い上がる高炉建設現場――― てっぺい「何だ！？」 二女つぎこ「お兄様、高炉が…」 たかすあいこ「あらら大変、高炉が燃えてるわ。おほほほほ」 てっぺい「そ、そんなバカな！」 まんぴょう頭取「………。」 ◇ 再び、まんぴょう家 ◇ まんぴょう頭取「当行は突貫工事を行った阪神特殊球団へ対して融資を打ち切る事に決定した」 てっぺい「お、お父さん…」 まんぴょう頭取「我が阪神銀行は、『２番･藤本』しか認めん！」 てっぺい「そ、そんなバカな！？」 まんぴょう頭取「てっぺい、諦めろ。これは決定事項だ」 てっぺい「お父さん、あなたは初めから阪神特殊球団を潰すつもりだったんですね…」 てっぺい「てっぺい。お前はやはりじいさんそっくりだ」 まんぴょうまきこ（てっぺいの弟であるぎんぺいの妻、大阪重工社長令嬢） 「おかしいわ。この家は狂ってる！」 …つづく（嘘です、たぶん続きません） ※ 本作品は妄想であり、実際の登場人物・団体等とは一切関係ありません 登場人物はここをご参考ください 
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