Dr.KENの「こだわりのトラ」

トラを愛し続けて、はや20数年。
俺にトラを語らせろと故郷山形から大阪へ!
こだわりのタイガースネタにお付き合い下さい!
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2007.02.18 Sunday

大越基について
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先日、「週ベ」を買いました。 理由は「選手名鑑」が載っていたからです。 野球雑誌を買ったのは本当に久し振り(たぶん2005年の阪神優勝号以来)でした。

動く阪神を見れなかった高校時代までは、「週ベ」と「月間タイガース」を隅から隅まで何回も読んでいました。 念願がかなって大阪にやってきてからは、それがスポーツ新聞に変わりました。 インターネットを見るようになってからは、もうほとんど何も買わなくなりました。 情報が増えて、便利になった替わりに、失ったものも多い(そればっかりになりがちな自分の性格の問題なんですが)。 久し振りに「週ベ」を1冊読んでみて、活字の良さみたいなものを再確認できた気がします。

その中の「こだわり野球熱伝」という連載があり、今回は2003年オフに現役を引退した『大越 基』(元・福岡ダイエーホークス)のインタビューでした。 ソフトバンクが好きな方以外で大越のことをよくご存知の方がいらっしゃるとしたら、たぶんそれは「プロ入り後の大越」ではなく、「プロ入りするまでの大越」ではないでしょうか? 今日はこの大越について書いていきたいと思います。

1989年夏、仙台育英のエースだった大越が、「中川申也」(秋田経法大付、後に阪神入団)と共に、僕ら東北の野球ファンに与えてくれたものは「夢」でした。 当時、高1だった僕は「三沢高校・太田幸司の伝説」は知らない。 「東海大山形 対 PL学園」で起こった悲劇以降、山形の野球および東北の野球は全国では通用しないと卑屈になってしまっていた僕に、初めて夢を見せてくれたのは、太田と同じ青森出身の豪腕、大越でした。 

その夏、前評判通りの剛速球を投げ込み続けた大越は、元木大介を擁した上宮、宮地克彦を擁した尽誠学園を撃破し、仙台育英を一気に決勝の舞台まで押し上げる。 頂点まであとたった1つ。 そこで待っていたのは、秋田経法大との東北勢同士での決勝戦という東北の夢を打ち砕いた帝京・吉岡雄二だった。 そして決勝戦は死闘となった。 両エースの投げ合いで「0対0」のまま試合は延長へ。 延長10回、先に力尽きたのは、、、、、大越だった。 夢から覚めた瞬間だった。 その後、駒大苫小牧によって悲願であった真紅の大優勝旗の「白河の関越え」は果たされたが、東北にはいまだ大優勝旗は舞い降りていない。 夢はまだ、その続きを待っている。

その後、即プロ入りと思われていた大越は、早稲田大学へと進学する。 そして1年春に野球部を退部し大学も中退、その後、野球留学のため単身アメリカに渡り、1993年ドラフト1位でダイエーに入団。 この期間、マスコミにいろいろな噂を書き立てられたが、その真相に僕は興味はなかった。 大越が日本に帰ってきた。 この事実だけで充分だったからだ。 しかし大越はプロ入り後、投手として結果を残すことは出来ず、入団わずか4年で野手へと転向。 その後は、代走、守備要員としてスーパーサブの地位を築いたが、最後までレギュラーを掴むことは出来なかった。 そして、ダイエーが4勝3敗で阪神を退け日本一に沸いた2003年オフ、突然の解雇通告を受けた。

 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇

大越は現在、自身の経験を生かし「高校野球の指導者」という第2の人生に向かってスタートしている。 今年4月からは「山口県・早鞆高」に赴任することが決まった。 なじみもあり、練習環境も整っている仙台、福岡ではなく、あえて何もない場所を選んだと大越は言う。 

最短で2年後に指導者となる大越はインタビュアーの「やるからには(目標は)甲子園出場でしょうか?」という質問に、「周囲はあまりにも甲子園を期待されますが、野球の指導は教育の一環であり、部活動の1つ。結果として甲子園に行けたら幸せ」と答えた。

いつになるかもわからないが、大越は指導者として、どんなナインを引き連れて甲子園にやってくるのか。 気が早い僕は、今からそれが楽しみで仕方がない。
Writer : Dr.KEN | やまがたやきゅう | comments(0) | trackbacks(0) |












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